クライアントワークにおけるベンダーが思う「この人の仕事はやりたい」2つのポイント

僕の手がける仕事はWeb制作やブランディングなどで、いわゆるクライアントワークと呼ばれる領域のものです。つまり、発注者(以下クライアント)がいて受注者(以下ベンダー)がいる。

そういう仕事を続けていると「この人の仕事はやりたい」と思える人がいるんですよね。

ふとしたきっかけでお声かけをいただいた素敵なクライアントさんと打ち合わせで、そんなことを改めて感じたので、ちょっと書き記しておこうかと。

 

ポイント① Will=やりたいことを持っているか

自分のサイトに掲載しているインタビューにも書かせていただいているのですが、クライアントがWill=やりたいこと、をしっかり持っているかどうかは大きなポイントです。

クライアントワークの成果点のひとつに、クライアントの満足度があります。こちらがアウトプットしたものを気に入ってもらえたかどうか。

これにはとても重要な観点があるのですが、クライアント自身がふわっとでも、自分なりのゴールを持っているかどうかでこの満足度って変わるんです。

いや、もう少し正確にいうと、そういうゴールを持っていない時点で、満足の指標がないから、そもそも満足するというのがどういうことかわからない。

初めて食べるキャビアの味が、高級品か廉価品かなんてなかなかわからないのと一緒。

自分の中で、こういった状態がベスト、というのが描けている人はとても話がしやすいです。そのゴールの共有さえうまくいけば、あとは一緒にそこに向かっていけば良いので。

もうひとつ。やっぱり、Willがあるって、愛があるってことなんですよね。こうしたい、ああしたい、と強く考えていることは全力でサポートしたい。

なんとなくやっている…、よくわからないけどやったほうがいいって言われたから…という愛のないクライアントの仕事は、ベンダーとして結構辛いものです。

 

ポイント② 最終的な責任はクライアントにある、ということを理解できる人

人生の最終責任者は自分、というのと全く同じで、Webサイトでも記事でも、アウトプットに対する最終責任者はやはりクライアントにあると思うのです。

これって、責任問題を明確にしたいってことじゃなくて、ベンダーが安心して仕事をできるかどうか、の大きな要素なんです。

いい意味で、クライアントとベンダーは対等。クライアントが求めるものをへこへこ頭を下げながら、手を揉みながらアウトプットしたって、ロクなものにはなりません。

クライアントのために、可能な限りのベストを尽くしアウトプットする。それがベンダーの宿命ですが、万が一最終的なアウトプットに対し、ベンダーに責任を追及する人は、要はベンダーを選ぶ目がなかったということ。

もちろん、ベンダーはとことんベストを尽くしますが、守備範囲の違いや、止むを得ずクライアントの社内事情で、求めるクオリティまで達することができない、ということもなきにしもあらずです。

その時に「あなたプロですよね?」とベンダーを詰める人には、いいアウトプットは集まりません。要は、抑制から良いものは生まれないという構造な訳です。

この話をする時によく出す例なんですが、2020年の東京オリンピックのロゴについて、パクリ事件がありましたよね。

東京都が採用したロゴが、実は他のデザインを模倣していた、というもの。

あれって、確かにパクった人は一番悪いんですが、そういうことをしそうな人を選んだこと、パクリをせざるを得ない状況を作ったこと、パクリに気づけなかったこと、という観点から、個人的にはクライアント(東京都)に落ち度があると思うんです。

クライアントはベンダーのパフォーマンスを最大化することが重要。発注慣れしている、ベンダーコントロールの上手なクラアントとの仕事ほど、楽しくてやりがいのあるものはありません。

 

クラアントワークをするベンダー側としては、終始割と傲慢な意見でしたが(笑)、それでもクライアントとベンダーが対等な立場である以上(価値交換である)、重要な考え方だと思うので、まとめておきました。

我々ベンダーは常にベストを尽くすための手段を様々考えています。そう考えるのがベンダーの使命だとしたら、そう考えさせるのがクライアントの使命だとも思います。

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